教材は Waseda Moodle で配付します。このサイトには,履修を考慮する際、参考となる情報を掲載しています。
[8/29] この授業はソフトMathematicaのプログラム習熟と並行して数理ファイナンスを学びます。
過去の試験問題を見れば、金融市場のデータからオプションなどのデリバティブの理論価格が
計算できるようになることを目指していることがわかります。
● [ソフト/アプリと対面授業]
Mathematicaは数式処理ソフトとしては標準的ですが高額です。受講者が購入することは
想定していません。例年、これがインストールされている11号館PCルームで対面授業を行い、
期末試験もソフトのプログラムを提出する形で実施しています。
今のところ新型コロナの収束は予断を許しませんが、大学の授業運営方針が許す限り、
2022年度も「対面授業」「教室での試験」を行う予定です。
新型コロナ感染拡大防止のため、
教室PCで作業する必要がない一部の講義については、リモート授業を行うことを検討していますが、
その回数はほとんどありません。
例年通り、課題や期末試験は、Matlab, Python, Excel(VBA) といった他のプログラム言語
を使っても構いません。ただし、教員は他のプログラムはサポートしません。
過去の例では、2次元平面ないし3次元空間のうち不等式で示された領域をプロットして
裁定機会を探す作業(作図プログラムを書く作業)が、Python(matplotlib)では難しいようでした。
Mathematicaでは、関数に不等式を入力するだけで、細かいプログラム技法を習得する必要がありません。数理ファイナンスを学び、その知識を使えるようになることに、講義時間を使うことになります。
●[プレイヤーのダウンロード] Mathematica がインストールされていないPCで以下のノートブックを見るために,
まずWolfram 社のサイトから
Wolfram Player をダウンロードし,PCに
インストールして下さい(無料です)。ノートブックとは、Mathematica のプログラム(入力)と
その実行結果(出力)を記録しているファイルで、ソフトがあれば編集して(再)実行できます。
プログラムPython のJupyther Notebook のようなものです。
● [過去問と解答例] 数理ファイナンス2021,数理ファイナンス2019,数理ファイナンス2018に, 過去の試験問題と解答が載せてあります(全て学内です。学外からは, VPNを設定してご覧下さい。)
試験問題はほぼ予想可能な上,MathematicaがインストールされたPC教室でPCを使って試験を行うため、ネットも参照でき
持ち込みに制限をつけないので,授業を理解し日頃の演習によってソフトに習熟してさえいれば,
単位取得自体は難しくないと思います。授業を理解しソフトに習熟するためには、
毎回授業に出てソフトを使った演習問題(宿題)をこなすことが必要です。
●[平常点] 1回目の授業(9/30)から、Mathematicaを使った実習をします。 10/07の授業から出席のカウントを開始します。 3次登録が終わった頃から始めて教室に来る方は、それまでの授業時間分を別途費やして このソフト習熟に励んでから教室に来て下さい。(準備していないと、ほぼ脱落します。)
● 上記Wolfram Player(あるいは、その前身版のCDFプレーヤー)をダウンロードしてPCにインストールし,
Mathematicaノートブック,「何を学ぶか」「割引など」の
いくつかを見て,感触をつかんで下さい。内容的には、金融入門3でやったことです。
教材は基本的にはWaseda Moodle配布しますので、 ここには一部を載せています。